私たちは普段から血圧が高いから気を付けようなどと言いますが、
そもそも血圧とは何か、高血圧・低血圧は何がいけないのか調べてみました。
血圧とは
血圧とは、心臓から送り出される血液が流れる時に、動脈血管の内側にかかる圧力のことです。
心臓が収縮して血液を送り出す時にかかる血管への圧力が、上の血圧です。
収縮期血圧と言われます。
心臓が拡張して送り出した血液が戻ってくる時にかかる血管への圧力が、下の血圧です。 拡張期血圧と言われます。
血圧は日々の生活の中で変動しています。
日中、活動している時は高くなり、睡眠中は低くなります。
正常血圧は、収縮期血圧120mmHg未満・拡張期血圧80mmHg未満とされています。
高血圧
高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上で診断されます。
高血圧は、サイレントキラーと言われ、自覚症状のないまま進行しやすい病気です。
病院などで測定した値が正常でも、生活の中で変動しているため、油断はできません。
家庭での測定が大切です。毎日、同じ時間に測定することが重要です。
なりやすい病気
年齢とともに血管の老化も進みます。そのため血管の弾力がなくなり、血圧が上がり
やすくなります。
高血圧を放置していると、血管の老化がさらに進み、動脈硬化になりやすくなります。
高血圧により脳の血管に動脈硬化が起こり、血管が詰まって脳の一部がしんでしまう脳梗塞になりやすくなります。
高血圧で、心臓に血液を送る動脈が詰まりやすくなります。
完全に動脈が詰まってしまい、組織が死んでしまう心筋梗塞になりやすくなります。
低血圧
低血圧には明確な基準はありません。収縮期血圧が100mmHg以下だと
低血圧と言われ、体の不調が現れやすくなります。
なりやすい病気
血圧の低下により体に血液が十分にいきわたらずに、頭痛や不眠、肩こりなどの
症状ででてきます。
寝てる状態や座った状態から立ち上がった時などに、めまいやふらつき、立ちくらみ
などがでてきます。悪化すると失神してしまう場合もあります。
まとめ
低血圧よりも高血圧のほうが重い病気になりやすいため、特に高血圧に注意した
生活を心がけましょう。
規則正しい生活が基本となります。なるべくストレスを減らし運動をするなどが
大切です。
また食生活においても、野菜を摂る、塩分を控える、アルコールは飲みすぎない、
太りすぎに注意するなど、普段の生活を少し見直すだけでも予防になります。