「笑いは百薬の長」と言いますが、笑うことが心と体に良いということが、
医学的に実証されつつあるそうです。
最近では、病気の治療や予防に「笑い」を取り入れる施設もあるそうです。
では、笑うことでどのような効果があるのでしょうか。
免疫力アップ
私たちの体には、体内に入った最近やウイルスを見つけて、排除する働きをする
免疫細胞があります。その免疫細胞の一つにNK細胞(ナチュラルキラー細胞)と
呼ばれる細胞があり、NK細胞が活性化すると免疫力が上がります。
笑うことでNK細胞が活発化するため、免疫力アップに繋がります。
また、免疫システム全体のバランスを整える効果があります。
病気の予防
NK細胞が増加したり活性化すると、がんになりにくくなると言われています。
また、心臓病の予防や糖尿病、リウマチの治療などの効果が期待されています。
血行促進
笑っている時の呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態になるので、
体内にたくさんの酸素が取り込まれ、血のめぐりが良くなり新陳代謝が活発に
なります。
自律神経のバランスが整う
自律神経は、体を活発に動かす時に働く交感神経と、リラックスしている時に
働く副交感神経があります。
笑うことにより交感神経が促進し、その後急激に低下することでリラックス効果を
もたらし、自律神経のバランスが整います。
自律神経が整うことで、ストレスが解消され、プラス思考になります。
脳の働きの活性化
笑うことで脳がリラックスし、脳に流れる血液量が増加するため、
脳のはたらきが活発になります。そのため、記憶力が上がり認知症の予防が
期待できます。
また、笑うことで睡眠障害やうつ症状も緩和されます。
まとめ
「笑う門には福来る」という言葉があるように、笑うことで前向きな気持ちになります。
特に面白い事がなく作り笑顔をしていても、NK細胞は活発化します。
日常生活のちょっとした事でクヨクヨせず、笑い話に変えてプラス思考で
過ごせるといいですね。